哀愁漂う激シブな日本語ラップの曲10選

まとめ By ككل ككل
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書いてるうちにだんだん『シブい』の基準がわかんなくなりました 笑

雰囲気です。

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三島 – 銀舎利

三島と言えばこの曲!同じように東京でサヴァイヴしてる人には刺さると思う。

コンクリートジャングル東京灰色の街

問題はあっても答えなんざ無し

三島 – 銀舎利

セルフボースティングでも無ければ、「この野郎!」と誰かに悪態をつくわけでもなく、自分の情けない過去や葛藤を曝け出してるのに、むしろそれがカッコいい。

湯気の立った一杯の銀舎利が 明日もあると限らねぇしっかり噛む

染み付いて取れねぇ貧乏性 六畳一間の…

三島 – 銀舎利

母ちゃん元気か?ろくすっぽ会ってねぇ

正月にゃ帰るよ 餅焼いて待ってて

三島 – 銀舎利

ぶっ叩いた女の すすり泣く横顔

見たときは流石に情けねぇって思ったよ

三島 – 銀舎利

『ゼニカネ論』とか、賛否あると思うけど『憂国』とか個人的にはふざけた曲よりシリアスな曲に魅力を感じる。

鬼 – 精神病質

シブいと言えば、鬼の楽曲は全部シブいんやけど、その中でも精神病質は激シブ!(PVも込みで)。

小名浜はもちろん名曲やけど、個人的にはこの曲の方が表現とか面白くて好き。特に普段小説とかあんまり読まないんで、文学的な表現が凄い!ってなる 笑

情におきかける乞食 物乞い 腹の足しになりゃあ美徳も食う

憐れかけた情け貪る 飴に群がる蟻の如く

鬼 – 精神病質

個人的には

とけて垂れだしたアイスクリーム舐める快楽とリスクのミルフィーユ

鬼 – 精神病質

ってラインがめっちゃ好き。

K.E.I – 都貘 REMIX

前もどっかに貼った気がするけど。この曲超好きです。

背の高いビルの間に流れ込む悪流

今日もまた1つ夜と夜が握手

K.E.I – 都貘 REMIX

なんで鬼一家の面々ってこんなに表現が詩的なんやろか。

名と引き換えに欲喰らう獏

夢を引き金に金ちらつかす

K.E.I – 都貘 REMIX

オリジナルのどんよりしたトラックの方がえぐ味があるけど、個人的にはこっちの夢か現実化分からん幻想的なトラックの方が好き。貘だけに。

紅桜 – 悲しみの後

わざわざ紹介するまでも無く人気のラッパーですな。

津山弁丸出しリリックはもちろんその歌い回しもあいまって、嘘やろってぐらい渋いですよね、紅桜。

ドラッグに浸かるマイメンも行ったり来たりまた刑務所

アイツと遊ぼうとしたって そうだアイツ死んだんだっけ

紅桜 – 悲しみの後

例えようのない運命にかって来いと言ってやりてぇ

物を壊すほどにイラついて 空回りしてる俺にがっかり

紅桜 – 悲しみの後

あ、引用したとこ津山弁関係なかった 笑

とにかく体だけじゃなくて、人生の厚みも凄いラッパー。それが紅桜。

なぜかApple Musicにはシングルしかない。

道 TAO – (シークレットトラック)

『1つだけ言わせておくれ 声なき声をこの曲で書かせておくれ〜』から始まるこの曲は、道(TAO)のHIPHOPへの愛憎入り乱れた名曲です!

HIPHOPをもう殺さないでおくれ 音楽をもう汚さないでおくれ

道 TAO – (シークレットトラック)

くだらないDisも八百長のBeefも 仲良しこよしつまらないPeaceも

愛の無いlistenerと芯のRapper’s 我先にとHIPHOPを腐らせた

道 TAO – (シークレットトラック)

いつかのように俺たちが救われた歌い手のもういないあの曲たちは

気休めのPOPやSEXのBGMなんかじゃ断じてなかった筈だ

道 TAO – (シークレットトラック)

あの日無一文で立っていた路地裏に今日も 立っているって今を誇りに思うよ

道 TAO – (シークレットトラック)

あぁもう是非この曲を聴いて欲しい!でも廃盤且つプレミア化しているという現実。

こんな良い曲(というかアルバム自体かなり良い)を作っておきながら多くの人が聴けない上京を作ってる道(TAO)は最早重罪人です 笑

あといつになったら2nd出るんや・・・・。出したら速攻売れる筈やのに。

KENTA5RAS – 紅い空に灰色の街

個人的には妄走族の中に2番目に好きなラッパーKENTA5RAS(剣桃太郎も同じくらい好き)

この曲はI-DEA名義のアルバムに収録されてる曲なんですけど、この曲でK5Rの渋さを知って1stを購入するに至ったわけです。

Jazzyなトラックの上でK5Rの色気のあるラップを堪能できます。

何気に

受け身の時代だからこそ “押忍”の精神で行く体ごと

KENTA5RAS – 紅い空に灰色の街

っていう、自身のルーツが分かる言葉のチョイスが好きだったりする。

K5Rの1stは全く話題になってなかった気がするけど、結構いいんだ、コレが。

『てめぇの街もレペゼンできねぇ野郎が何がHIPHOPだ』

っていうskitでの言葉はパンチラインとして胸に刺さっております。

ただまぁ、この曲と1stでハードル上がりまくってたから出所後の2ndはI-DEAプロデュースという事もあって相当期待したんやけど・・・・。もうアルバム出さんのかな?

1stはAmazonのPrime Musicでも聴けるからPrime会員の人は聴いてみて。

ZEUS – Paint More feat.バラガキ

ZEUSはラップスタイル自体がシブい!!

タイトで聴き心地良いですよね、ZEUSのラップは。

『RAW ORE』はどの曲聴いてもシブいって言ってるの分かって貰えると思うんですけど、その中でもブルージーなトラックでいつにも増してシブい『Paint More』のMV貼っときます。

HIPHOP系のメディアっぽいの増えた気がするけど、結局Youtubeとかでバズったのの後追いばっかりな気がするし、フリースタイルバトルが流行ってる今やからこそ、昔からイケてるのにあまり話題になってないプレイヤーを最近知った人たちに紹介して欲しいなぁ。

生きてるHIPHOPメディアあるんかよ。

この曲が収録されてるアルバムの他の曲も良くて、特に『For You 2011』とか『For You 2007』と比べると切な過ぎる・・・。やっぱラッパーはリアルやなぁ。

B.I.G JOE – COME CLEAN

わざわざ紹介するまでもない名曲っ!!

Everything Means Nothing, And Nothing Means Every Thing

B.I.G JOE – COME CLEAN

なんかアルバムの中でも哲学チックですよね、この曲。

でもアルバムの中では『NOWHERE』が1〜2を争うほど好きなんですけど。

ここへ来て分かった事がある 最悪の場所でも何か学べる

B.I.G JOE – NOWHERE feat ACE SUPERIOR

この言葉の説得力半端ない!!

「刑務所で学べる事があるなら、娑婆に入る俺は日頃もっといっぱい学べる筈や!」と、自分を奮起させる時に聴いたりしてます。

EGO – NO REACTION

必死に活動しているのに誰も自分に注目してくれない、まるで自分の存在を無視されてるように感じる、そんなEGOの葛藤が伝わる曲。

This is My Way One For The Money 後なんか無ぇこのまんまじゃ駄目

野良犬みてぇにHungryか?本当は自分にAnguryだ

いくら叫んでもNo Reaction 歩けねぇくれえ人が多いなクソ

EGO – NO REACTION

今もやってんだ We Ain’t Playin’ チャートにゃ入ってねぇけど聴いてくれよ

EGO – NO REACTION

このアルバム聴く為に騙されたと思って、1ヶ月Apple Musicの無料会員になってください 笑

この曲に限らずほんま良いから。

林鷹 – 狭間

リアルにThugい林鷹様の曲。

幸せなやつほど狭間の世界に何故か憧れる

林鷹 – 狭間

ホンモンな奴は道の端を歩く 俺らはそんなに偉くねぇんだから

林鷹 – 狭間

怖いのにこの人から溢れ出る色気は一体なんなんやろか。

ちなみに林鷹は

良い子は悪い事しないようにと女の背中に般若を彫った

A-thug – Pain feat 林鷹

っていうこのライン聴いたときは普通に引いた 笑

た・・・たぶん本人が墨を入れたかったんやろう。(すぐ次のラインで”あいつの顔には消えない涙”って言ってるけど・・・

なんかの比喩なんだ・・・きっと・・・

あとがき

他にも何曲も入れたいのがあったんですけど、メンドくさい あれもこれもとなったら記事を書き終わる気がしないんで、キリよく10選に抑えました。

曲単位で紹介するよりラッパー単位でまとめた方が楽なんかな・・・

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ككل

ككل

人生で初めて買ったCDは般若の「おはよう日本」という変人。圧倒的な文章力の無さは勘弁してください(あと誤字脱字)。ついでに言うと定期的に更新してないんで文体も毎回変わってると思う。