半年前ぐらいに書いたの下書きになってたけどせっかく書いたから公開しとこ。
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ブログの存在忘れてた笑
全然新しいアーティストとか新譜追ってないから、もう全然シーンに追いついてないんやけど、今更ながらgucca owlにハマってます。
guca owlは1998年11月11日生まれ、大阪府東大阪市出身のラッパー。 18歳でラップを始め、大阪を拠点に精力的に活動している。
音楽って色んな楽しみ方があると思うんやけど、個人的にはどれだけメロディーが良くても、それだけじゃBGMとしても聞き流して飽きてしまうんよね。
やっぱりBGM的な聴き方をしてる曲でも、ある程度リリックの面白さは欲しいと思うわけですよ。
でもgucca owlは最近結構ずっと聴いてる。
っていうのも、どの曲聴いてもHookのメロディーが綺麗なんやけど、この人ならではの”言葉”とか”言い回し”が結構あって、音としての良さ/リリックの深み/聞き取りやすさとか、その辺のバランスが良い塩梅で個人的にめちゃくちゃツボ。
この曲のHOOKとかめちゃくちゃカッコよくない?
正直HIPHOP以外のジャンルってあんま知らんのやけど、他ジャンルのコアな人にもウケそうな感じある。知らんけど。
Bohemian and me and you どこにいるかも皆に知らさず 二人は消える荒野の彼方 映画みたいに言うのおさらば
Bohemian
HOOKというか、全体的にどうやってこんな乗っけ方思いつくん!?って感じ。
この曲に限らず、gucca owlの楽曲はflowっていうか、メロディアスなんよね。全部。シャウト1つとっても。
この曲に”映画みたいに言うのおさらば”ってリリックにあるけど、曲聴いててほんと映画みたいな絵が浮かぶし。
曲調もMVもラッパーというよりロックスターみたいな感じがある。
、、、まぁ俺ロック知らんねやけど。
基本的に見た目も曲もRYUZOだとか、CIMAだとか、DINALY DELTA FORCEみたいな”ザ!B-BOY”みたいな感じが好きなんやけど、gucca owlは見た目とか曲調はこそそんな感じせえへんけど、もっと根本的な、俺が個人的に「HIPHOPやな!」って感じる部分がある。
それは【言葉の説得力】。
例えばこの曲でも
街とは違う生き方がリッチ
Bohemian
ってリリックにあるけど、black fileのインタビュー見てたら彼の街、東大阪は工場に就職するのが普通らしく、そうじゃない生き方を選択肢として提示したいみたいな事言ってた。
ここだけ聞くと「ゲットーと違って働く選択肢あるだけ良いやんけ!」って思う人もいるかもしれんけど、個人的にはそれを聞いてある意味「選択肢が少ないと全く無いよりも大変な事もあるんやろな」とか思ったりした。
彼らの街では”就職は工場”っていうのが普通で、限られた選択肢がある分、他の選択肢に気づきにくいんやろなぁと。
例えば自分に置き換えても、”中学卒業したら高校行かないと”、”高校卒業したら大学行かないと”って意味もなく思ってたし、そこになんの疑問も持ってなかったしなぁ。(大学卒業してないけど)
そういう人って結構いるんじゃない?あとから自分の人生振り返った時に「めっちゃ選択肢あったやん」みたいな笑
まぁとりあえず、この動画見てよ。
インタビュー見る前は「メロディも良いしリリックも面白いなぁ」っていう感想やったんやけど、改めて曲聴いたらほぼ全ての曲に彼の”街のレールから外れたい(=違う生き方を提示したい)”っていう根本的な想いが反映されてる事に気づいて余計好きになった。
さっきのBohemianも曲のテーマ丸ごと逃避行的なテーマやったけど、
DIRTY BEAUTIFUL WORLDとか、
Dirty Beautiful World 若者の荒野 目障りな大人はもういない
DIRTY BEAUTIFUL WORLD
今夜はハダシデとか、
二十歳の胸騒ぎ背負いながら この街の抜け道探していた
” 今夜はハダシデ ”
走り疲れるまで走っては 昨日のような今日に呆れていた
Gotham Cityとか、
子供達は星を探すのAll day 今だけ
Gotham City
この街には何がある?探せ
くれてやるよ無謀なこの夢
この街で生きていくならば 一度道を外れれば楽さ
Gotham City
イカれた世の中でイカれて 何が普通か既に知らねえ
Gotham City
どの曲も主張がしっかりあるし、曲調も多彩やしそら人気出るわなぁと思いました。